不動産投資と税務 「赤信号皆で渡れば怖くない」は、大きな勘違い

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不動産コラム

不動産投資と税務 「赤信号皆で渡れば怖くない」は、大きな勘違い

不動産をお持ちの方であれば、「経費」の使い方には興味があるのではないでしょうか。飲食代は経費になるのか、旅費は経費になるのか、などなど。

実は、巷でまことしやかに語られている節税手法(経費計上)はとても危ういものが多いようです。そこで今回は、不動産投資家によくみられる「勘違い」について、解説したいと思います。

 

「赤信号皆で渡れば怖くない」は大きな勘違い

 

不動産関係のセミナーの後には必ずと言っていいほど、お酒が入る大家さん同士の懇親会がよくあります。

そこで確定申告の話が出て、盛り上がることが多いのですが、「どこまでが経費になったか」「何が経費として認められたか」がよく話題になります。

友人と飲み食いをしたお金を「接待交際費」、私的な交通費を「旅費交通費」として計上できるのか、など特に経費の使い方については、皆さんが特に興味のあるところでしょう。

「家賃収入から見て10%から30%までであれば、私的な飲み食いも経費に認められる」とか、「1回5000円から3万円までは自由に使っていい経費だから大丈夫だ」などと、まことしやかに言われていますが、実はそんなルールはどこにも存在していません。

 

税法上の原則から申し上げますと、不動産投資に関わる支出でなければ1円も経費にすることはできないのです。しかし、飲み会の席で知った節税術を鵜呑みにして、税務署から指摘を受けてビックリする方がとても多いのです。

「●●さんが同じように申告していたから・・・」というのは、税務署の前では何の反論にもなりません。

「赤信号、皆で渡れば怖くない」

これは、不動産税務の世界では厳に慎むべきでしょう。くれぐれも、飲み会の席の誤った節税術は、鵜呑みにしないよう気をつけてください!

 

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