成功大家から学ぶ 結果を出すための「行動力」の秘密とは?
今回は、成功する大家さんの「行動力」をテーマに解説します。
世の中、不動産投資に限らず、成功哲学の現場では、耳にタコができるほど「行動力」の重要性が説かれます。単純なようですが、しかし、考えてみると、これほど難しいことも無いかもしれません。
私の周りにも、一生懸命に行動して努力している人はいるのですが、今ひとつ成果に結びつかない、残念な投資家(投資家予備群)も少なくありません。
本当の「行動力」とは、質・量ともに正しいものである必要があります。闇雲に行動量を増やしても、方向性が間違っていればまったく結果は出ないものです。
そこで、今回は、私が今まで見てきた成功大家さんの中で、「行動力が結果に結びついている」と感じた事例について、お話したいと思います。
「効果的な行動」とはどういうものか。文中から是非感じ取ってもらえたらと思います。
1. 物件検討のスピードが速い
これは絶対必要な要素です。良い物件は、投資家の間で本当に「奪い合い」になります。そうなると、買い付けの順番が優先されるため、どうしてもスピード勝負になってきます。
情報を見た瞬間、すぐに買い付けを入れられる「行動力」と「決断力」が大事になってきます。
本来であれば、物件を何度か見て、問題が無いことを確認してから買い付けを出したいところですが、残念ながら今の市況は、投資家にその時間的余裕を与えてくれません。
以下の事例は、これは本当にあった事例です。
たまたま滅多に出ないほど条件の良い物件情報が入った時のことです。築年数も、構造も、エリアも、おそらく融資条件もよい組み立てが出来るであろう物件です。
誰に紹介しようか私も少し悩んで、結局二人のお客さんに同時にメールで情報を提供しました。後は決断の早いほうにお任せしようと思いました。
メールを送ったところ、一人はそのメールをすぐ確認し、物件情報の確認もそこそこに、すぐ「買付申込」を提出。
もう一人も決断は早かったのですが、「たまたま出張中」であったため、そのメールを見るのが少し遅れました。後から急いで「買付」を出しましたが、二番手になってしまいました。その間、たったの1時間ちょっと。
たった1時間の差で物件を逃してしまう。それが今の不動産市況なのです。
結局、この一番手の人がうまくいった形になりましたが、その背景には、次の3点が挙げられると思います。
1. 常に携帯でメールをチェック出来る環境を作っていたこと
2. 物件情報が来たとき、いつでも買付、融資打診を出来る体制を整えていたこと
3. 検討に時間がかからなくなるほど、徹底的に不動産投資を勉強していたこと
徹底的な準備、そして決断の早さが、行動力に現れた結果です。誰もが皆、この決断の早さをマネ出来るとは思いませんが、成功者の事例として、きっと参考になると思います。
皆さんにマネしていただきたい「行動力」はまだまだ他にもあります。次回もこの続きを解説するので、お楽しみに!