不動産投資で失敗しない!初心者のための大家さん情報

  • 運営会社
  • サイトマップ
  • お問い合わせ
TOPページ不動産コラム 週末起業大家さんが考える不動産投資成功大家から学ぶ「行動力」 物件情報を集める自己PR術
不動産コラム 成功大家から学ぶ「行動力」 物件情報を集める自己PR術

成功大家から学ぶ「行動力」 物件情報を集める自己PR術

今回も、成功する大家さんの「行動力」をテーマに解説します。前回もお伝えしましたが、私の周りにも一生懸命に行動して努力している人はいるのですが、今ひとつ成果に結びつかない、残念な投資家(投資家予備群)も少なくありません。
 
本当の「行動力」とは、質・量ともに正しいものである必要があります。闇雲に行動量を増やしても、方向性が間違っていればまったく結果は出ないものです。
 
前回、成功大家さんの「行動力」として「物件検討のスピードが速い」ことをあげ、「決断スピード」と「事前準備」の重要性についてお伝えしましたが、今回のポイントは「情報収集」です。
 
不動産投資家は、よい物件情報を得るために、必死になって活動しています。しかし、努力の方向性が違ったり、努力する順番を間違えると、どれだけがんばったとしても成果は出にくいものです。
 
そこで、今回は「情報収集」について優れていた先輩投資家の事例をお話ししたいと思います。
 

2. 相手のツボを押さえた自己PRが上手い。

物件情報収集の現場は、今まさに激戦です。周りはライバルだらけです。
 
世の投資ノウハウ本や、セミナー等での教育の影響かもしれませんが、とにかく不動産業者の記憶に残るように、好意を持ってもらえるように、自己PRシートを工夫して作成している投資家を見かけます。
 
勤務先、学歴、出身地、家族構成はもちろん、趣味や特技、休日の過ごし方、などプライベートな部分にまで踏み込んで作りこんでいるケースもあります。
 
確かに「人柄・人間性」を知る上では役に立つでしょうし、PRシートを見た不動産業者も、自分と共通項があれば、記憶に残る可能性は高いかも知れません。
 
しかし、不動産投資の現場で、とりわけ業者の立場に立つと、もっとも大切なことはその人が「物件を買える人かどうか」です。どんなに人柄がよく、好意を持ったとしても、融資の見通しが厳しい人には、よい物件は紹介しません。
 
その点、よくツボを押させてアプローチしていた成功大家さんがいらっしゃいます。この方の第一声は印象的でした。
 
「融資は大丈夫!だから物件情報、どんどんちょうだい!良いか悪いかすぐ判断するから」
 
このアプローチ、三つの重要なポイントがあります。それは、情報を提供する側(不動産業者)の本音をよく理解したうえでの効果的な自己PRです。
 
 
  • 1. 融資が堅い
不動産業者は、融資が理由で取引が崩れることをとても嫌います。それまで進めていた準備が無駄になるほか、取引の相手方からの信用も失います。
 
ですから、融資の堅い人でなければ、本当に良い物件は紹介しないものです。この点、自分の融資が堅いことを証明できれば、それは重要なアピール要素になります。
 
 
  • 2. 手間がかからない
投資家の中には色々な細かい条件をつける方がいらっしゃいます。エリア、築年数、構造、収益性くらいならよいのですが、積算評価や投資指標の細かい数字などを要求する人もいるようです。はっきり言って、これは業者からは悪印象です。
 
不動産業者は手間がかかることを嫌います。もちろん不動産業者自身がきちんと物件の良し悪しを判定した上で紹介してくれるのがベストでしょうが、業者の立場からすると、とても手間がかかるし、面倒くさいものです。
 
経験の浅い担当者などでは、物件の良し悪しを判定出来ない人もいるかも知れません。であれば、面倒なことを言う人よりも、とりあえず何でも紹介できる人の方が圧倒的に楽です。
 
  • 3. 決断が早い
前回もお伝えしましたが、よい物件は本当にスピード勝負です。すぐに決断できる人でなければ、よい物件は決して紹介されません。事実、良い情報は物件資料が整う前に、ある程度取引が決まってしまうものです。
 
不動産仲介の現場では、「やわらかい」段階の情報も入ります。売買になるかどうかも微妙な物件です。こういう物件こそ、よい情報であることが多いのですが「細かくてうるさい顧客」には絶対に紹介しません。あれこれ根掘り葉掘り聞かれるのが面倒だからです。
 
「紹介してくれれば、後は自分で検討する」という投資家のほうが圧倒的に紹介しやすいのです。
 
事実、この成功大家さんは、物件を紹介したら半日もかからず現場を見に行く人でした。このスピード感、紹介する業者にとっては頼もしいと思いませんか。

 
以上、成功大家さんのアプローチから、3つの効果的なPR要素をお伝えしましたが、これを実践するためには、自分で勉強することが必要です。自分の融資はどうなのか、物件判定がきちんとできるかどうか。
 
間違っても、根拠も無しに「融資の堅さ」をアピールしてはいけません。以後、出入り禁止になります。また、闇雲に検討スピードを早くしても、おかしな物件を購入してしまうことにもつながってしまいます。
 
その意味で、まずは5つの知識(「自分を知る」「融資を知る」「不動産を知る」「税金を知る」「経営を知る」)をマスターすることが、結果として成功への近道になることをご理解いただければと思います。
 
繰り返しになりますが、不動産業者の本音は「人柄」よりも「取引の堅さ」です。是非忘れないで実践してください。
PAGE TOP