成功大家から学ぶ 苦境を脱する「メンタリティ」とは?

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不動産コラム 成功大家から学ぶ 苦境を脱する「メンタリティ」とは?

成功大家から学ぶ 苦境を脱する「メンタリティ」とは?

今回も、成功している大家さんから、不動産投資成功のポイントを学んでいきたいと思います。

ご存知の方も多いと思いますが、不動産投資の世界は良い時ばかりではありません。思わぬトラブルや損失に見舞われ、落ち込んだり、追い詰められたりすることもあります。

大切なのは、そのような苦境で、どのように現実と対峙するかです。今回は、成功している大家さんの事例から、このメンタリティのすばらしさを感じた事例を幾つか解説したいと思います。

 

苦境を脱する鍵は「諦めないメンタリティ」

株式やFXなど、あらゆる投資の中でも「メンタリティ」の大切さが説かれていると思いますが、不動産投資の場合は、よりその傾向が強く現れます。

というのも、他の投資に比べて「経営」の要素が強く、自分だけでは完結できない要素が多いからです。チームの人間関係に配慮する必要があったり、人に気持ちよく動いてもらったり、など他の投資では直面しないようなことも多く発生します。

そのような中で、不動産投資家として成功するためには、どのようなメンタリティが求められるのでしょうか。たとえば、誠実さ、他人に仕事を任せる度量、相手を尊重する謙虚さ、あるいは交渉を強気で進める厚かましさ、など色々あるでしょう。

 

しかし、私が一番大切だと思っているのは「諦めないメンタリティ」です。

これは不動産投資に限ったことではありませんが、行動し続けることによって、自分の周りには確実に様々な変化が訪れます。たとえ苦境に陥ったとしても、事態を好転させるために、諦めずに行動し続けることができるかどうか。これが、その投資家が成功できるかどうかの分かれ道だと思います。

まさしく「言うはやすし行なうは・・・」ということわざの通りですが、いざ自分の身に問題が発生した時に、どのようにメンタルを管理していくのか。それを考える上で、他の成功している大家さんの事例で、どのように苦境から復活してきたか、幾つか事例をご紹介したいと思います。

 

  • 信用毀損物件購入後のリカバリー

これは、あるサラリーマン大家さんの例ですが、私もかなり驚いた事例です。1棟目を買った直後でしたが、「もう一棟買いたい」というのが相談内容でした。投資方針を定めるため、いつも私がコンサルティングの現場で行なっている「自分のたな卸し」を行ないました。そうしたところ、直近購入した物件がいわゆる「信用毀損物件」であることが分かりました。

実は、信用毀損物件を購入してしまうと、他に資産背景がある方でなければ、「債務超過」になってしまうため、銀行審査の土俵に乗らなくなってしまいます。この方もまさしくその状態であり、最初の物件の選び方を間違えた、というのが実情です。

普通なら意気消沈して、数年間は投資を諦めるところです。

しかし、この方のすごかったのは、面談から僅か数ヵ月後、その信用毀損物件を売却し、「債務超過」の状況をあっという間に解消してしまったのです。このスピード感には本当に驚きました。

もちろん、行動力があったのは間違いないのですが、その行動力を支えていたのは間違いなく「諦めないメンタリティ」です。信用毀損物件でもあったので、売却に際しても色々と問題はあったと思いますが、おそらく粘り強く交渉して、問題を解決下のだと思います。

その後は、見事に次の物件を有利な融資条件で購入し、次々に物件を購入することに成功した大家さんの話です。もし最初の「債務超過」で諦めていたら、今の成功は無かったでしょう。

是非、最初のつまずきで諦めず、事態を改善できる工夫が無いか、諦めずに考えることをお勧めします。

 

  • 動かない管理会社を動かす

これも思わず私が感心してしまった事例です。地方で物件を持っていた大家さんですが、管理会社との折り合いが悪く、なかなか意思疎通が出来ない状態でした。

客付け、リフォームなど色々と納得いかないことも多かったらしいのですが、遠隔地に居住しているため、自分ですべて動くわけにも行かず、どうしても管理会社に頼らざるを得ない状況でした。

この状態も「仕方ない」と諦める方が多いところですが、この方のすばらしいところは、その後も継続的にその管理会社とコミュニケーションをとり、ついに自分が思うように動いてもらえる体制を作り上げたのです。

管理会社とオーナーががっちりとタッグを組むことに成功したこの物件、地方であるにもかかわらず、驚きの高稼働を実現しており、私も思わず感心してしまったのを思い出します。

正直なところ、相手が思うように動いてくれないとき、うまくコミュニケーションが取れない時、相手のせいにして、「仕方ない、相手が悪い、運が悪かった」と諦める人も多いと思います。

しかし、継続的な努力により、この成功大家さんのように事態を改善させた方も多くいらっしゃることを頭のすみに記憶していただきたいと思います。

 

以上、今回は成功大家さんから学ぶ「諦めないメンタリティ」を解説しました。メンタルの要素は話が抽象的になりやすく、「頭では分かるが、実際には・・・」という方も多いと思います。

しかし、繰り返しになりますが、成功する大家さんのメンタリティの中で、「諦めないこと」、これが最も大事なメンタリティです。

なにか、思わぬトラブル・苦境に立たされた時、「先人はこうやって事態を打開した」という事例の一つとして今回お伝えしたことを思い出していただければ、と思います。

 

 

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